清瀬市立清瀬第三小学校
平成7年1月の阪神・淡路大震災以降、新耐震基準以前の基準で設計された建物についての耐震化が国策として大きな課題となり、特に学校などの公共施設においては、その利用形態上地域とも密接につながり、広域的な防災拠点としての役割もになう為、ここ数年全国で急ピッチに老朽化した学校施設の耐震診断及びその結果に基づく耐震補強が進められて来ました。本校においても、屋内運動場以外の校舎の耐震診断を行い、結果として南校舎においては既存躯体の耐力度が基準値を下回り、耐震補強が困難であるとの判断により建て替えることとなりました。計画の基本的な考え方―「広がり」と「明るさ」と「楽しさ」のある空間、児童の豊かな情操を育む空間―次に示す要点を基本的な考え方として計画を進めました。・新設校舎の配置計画上の制約がある中で、可能な限りゆとりと変化のある外部空間を確保し、内部空間と一体となった、児童の遊びや学習空間としての有益性のある空間の創出を図る。・内部空間においては、児童と職員、あるいは児童間の交流や情報展示などに利用されるのびやかなオープンスペースを確保し、魅力的な内部空間の創出を図る。・ 管理諸室の利便性を図るとともに既存校舎や体育館との連絡性を高め、使い易い施設の実現を目指す。・耐震性の高い安全な建物の実現を図り、又火災などの防災対策に十分に配慮された計画とする。・障害者や弱者に配慮された学校施設とする。
- 所在地
- 東京都清瀬市竹丘一一丁目15-4
- 主要用途
- 教育文化施設
- 竣工年
- 2011年
- 業務期間
- 2009年07月 〜 2011年03月
- 敷地面積
- 13,487.72㎡
- 建築面積
- 1,387.48㎡
- 延床面積
- 2,393.61m²
- 階数
- 2階
- 高さ
- 9.07m
- 構造
- RC造
- 発注者
- 清瀬市
- 備考
- 耐震診断、基本・実施設計、工事監理
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一から新しい建物をつくることができますが、法規制や条例等による制約をクリアする必要があります。他にも、意匠・構造・計画だけでなく、金融機関との調整や資金計画など、クリアすべき様々な課題を解決し、事業を成功に導くお手伝いをします。
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構造・耐震補強
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