出会いと学び お知らせ

建築設計事業部の山木です。
計画から四年を経て葬祭場の計画が完成しました。

外壁に用いた乳白色のガラスブロックは、日中は建物内に柔らかな光を取り入れ、夜は中からの光によって建物をぼんやり明るく映し出します。異なる2つのやさしい光りで訪れる人が穏やかな気持ちで故人を偲べる空間づくりを目指しました。

外観の計画には様々な意見がありましたが、自分の考えを貫き通して進めました。
完成した建物を見て『出来上がってみればこれ以外に選択肢はなかった気がします』という言葉を頂けたことが大きな励みとなり、自分を曲げないことの大切さを学びました。

1つの建物ができるまでには多くの時間がかかります。
御施主様、施工者、材料メーカー、たくさんの人と巡り合い、建物ができるまでの過程での生まれる経験が、自分自身の成長に繋がっていると気が付かされます。
次はどんな建物を計画して、どんな人たちに出会い、何を学ぶのか。今から楽しみです。

平成30年3月竣工
用  途:葬祭場
規  模:鉄骨造4階建
延床面積:約2000m2
写  真:大丸剛史